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   3.薬物放出性の検討
 

1)ポリマーの分解速度と薬物放出性

調製した種々のマイクロカプセルをラットの皮下に投与して、経時的に投与部位におけるマイクロカプセル中薬物残存量を測定したところ、事前に予想されたとおり、用いたポリマーの分解・消失速度に依存して薬物が放出されることが確認された(図4)。さらに検討を重ねた結果、ポリマーの重合比率と分子量をうまく選択すれば、再現性よく薬物の放出期間を制御できることが明らかとなった。

図4.各種ポリマーを用いて作製したリュープロレリン・マイクロカプセルからの薬物放出性(ラット)

最終的に、1ヵ月間にわたってリュープロレリンを連続的に一定速度で放出するのに最適なポリマーとして、乳酸とグリコール酸の重合比率が75:25で、平均分子量10,000のPLGAが選択された(図4および図5-a)。 本ポリマーを用いて調製したマイクロカプセルをラットに投与し、経時的にリュープロレリンの血中濃度を測定したところ、1ヵ月間にわたり血中濃度が維持されることが明らかになった(図5-b)。 なお、投与部位のポリマーは6週後には痕跡程度にまで消失することが確認された。

図5.PLGA(75/25)-10,000で作成したリュープロレリン・マイクロカプセル投与後の(a)薬物放出性と(b)血中薬物濃度推移(ラット)


// indexへ // 1.DDS製剤化の基本構想 // 2.マイクロカプセル化の検討 // 2)マイクロカプセルからの薬物放出機構 // 3)マイクロカプセルの形態変化 // 4.ヒトでの薬動力学的検討 // 5.おわりに // 参考文献 //


Last updated:1999/03 



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